- 2025年3月16日
睡眠中の頭痛がありませんか?それは群発頭痛かもしれません。
群発頭痛という頭痛がありますが、あまり聞きなれない病名かもしれません。20~40歳代の男性に多く見られ、発症率は1,000人に1人程度とまれな病気です。夜間や睡眠中などに起こりやすく、目の充血や腫、涙や鼻水が出てきたり、鼻が詰まったりすることがあります。側頭部や前頭部などの痛み、目の周りや目の奥のえぐられるような鋭い痛みが毎日のように起こることがあります。一般的な鎮痛薬は効果なく、片頭痛で使用されるような薬を使うことがありますが、治療に難渋することもしばしばです。
群発頭痛の明確な発症メカニズムは分かっていないのですが、その発症にウイルス感染が関与しており、帯状疱疹ワクチンで群発頭痛が改善するという報告があります。帯状疱疹は、80歳までに約3人に1人が発症し、合併症として帯状疱疹後神経痛で悩まされる方もおり、その発症予防に帯状疱疹ワクチンは有効です。群発頭痛の治療で帯状疱疹ワクチン接種を積極的に勧めるわけではないですが、群発頭痛で悩んでいる方は、帯状疱疹発症予防を積極的に考えてもいいかもしれません。