• 2025年9月28日

足がムズムズして眠れない?「足むずむず症候群」とは

夜、眠ろうとベッドに入ると「足がむずむずして落ち着かない」「じっとしていられずに動かしたくなる」…そんな経験はありませんか?これは 足むずむず症候群(レストレスレッグス症候群) という病気かもしれません。

足むずむず症候群の特徴は、夕方から夜にかけて症状が強まることです。足に「虫が這うような」「ピリピリする」「かゆいような」不快感が出て、じっとしていられず動かしたくなります。歩いたり、マッサージしたりすると一時的に楽になりますが、横になるとまた症状が出てきます。そのため眠りにくくなり、日中の眠気や集中力の低下につながることもあります。

なぜ起こるのか、原因はまだ完全にはわかっていませんが、脳の神経伝達に関わるドパミンの働きの乱れや、鉄分不足が関与すると考えられています。貧血や腎臓の病気、妊娠中などに症状が出やすいことも知られています。

対処法としては、生活習慣の工夫で軽くなる場合もあります。例えば、寝る前のカフェインやアルコールを控える、適度に運動する、睡眠環境を整えるなどです。鉄分不足がある場合にはサプリメントや食事改善も役立ちます。症状が強い場合には、専用のお薬で改善することも可能です。

「疲れているからかな」と見過ごしてしまいがちですが、足むずむず症候群は睡眠の質を大きく下げ、日常生活にも影響することがあります。気になる症状が続く方は、ぜひ医師にご相談ください。快眠への一歩が見えてくるはずです。

秋葉町ゆいクリニック 050-3355-5321 ホームページ