• 2026年1月4日

病気をネットで調べるときに気をつけたい「思い込み」― 検索結果は必ずしも中立ではありません ―

体調が気になると、スマートフォンで病名や治療法を検索する方は少なくありません。便利な一方で、ネット検索には、思い込み(認知バイアス)が生じやすい仕組みがあることが分かっています。

レコメンドアルゴリズムの影響
検索サイトや動画サイトは、利用者の過去の閲覧履歴や検索内容をもとに、「関心がありそうな情報」を優先的に表示します。これをレコメンドアルゴリズムと呼びます。一見便利ですが、同じ方向の情報ばかりが表示され、反対意見や別の治療選択肢が見えにくくなることがあります。

「みんなが言っている」は正しい?
多くの人が支持している情報を正しいと感じやすい心理を、バンドワゴンバイアスといいます。再生回数や「いいね」の数が多いと信頼できそうに見えますが、医学的に正しいかどうかとは別問題です。医療では、流行よりも科学的根拠が重要です。

何度も見ると信じてしまう
同じ情報を繰り返し目にすることで、内容の真偽に関わらず「正しそう」と感じてしまう現象を単純接触効果と呼びます。特定の治療法や不安をあおる情報ばかりに触れていると、判断が偏りやすくなります。

大切なのは「相談すること」
ネット情報は参考程度にとどめ、不安や疑問は医療機関で直接相談することが大切です。診察では、症状や背景を踏まえた上で、個々に合った説明と治療方針をお伝えできます。

正しい情報にたどり着くためにも、ネット検索と医師の相談を上手に使い分けましょう。

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