• 2024年7月28日

今後の新型コロナワクチンの接種について

厚生労働省は、新型コロナウイルスワクチンの定期接種について、10月1日を目途に接種を開始する方針を決めました。厚生労働省のホームページには、まだ「令和6年度秋冬に、自治体による定期接種が始まります。」との記載しかありません(2024年7月28日現在)。対象は65歳以上の方と60~64歳の方で、心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、またはヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方です。

新型コロナワクチンについて|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

今までは、新型コロナワクチンは無料(公費負担)で行われていましたが、今後行われる新型コロナワクチンは、インフルエンザワクチンと同様に原則として接種費用の一部が自己負担となります。具体的な接種時期や値段は、自治体ごとに決めていくので、その時期や自己負担額は自治体によって変わります。

今後の新型コロナワクチンの接種はするべきなのか

今までは、無料だからやっておこう、という人も多かったと思います。お金がかかるのならやめておこうかな、という人も多いと思います。でも冷静に考えてみてください。お金がかかるといっても、その費用の7~8割くらいを国と自治体で補助をしてくれるのです。負担はかなり軽減されているのです。何故補助を行ってでも新型コロナワクチンを行うかというと、新型コロナウイルスによって亡くなる方がいまだ多いのです。60歳以上の方では、季節性インフルエンザと新型コロナウイルスの重症化率、致死率共に3倍くらい高いのです。

000964409.pdf (mhlw.go.jp)

ワクチンは万能ではありません。しかし、ワクチン接種を行うことで受けられえる恩恵が大きいことはわかっています。ワクチン接種を行うかどうかを決めるのは、接種を行うご自身です。ただ、その決断を行う場合に、人の話に惑わされず、正しいデータをもとに判断をしていただきたいです。

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