- 2025年8月10日
脳にたまるプラスチックって本当?
最近ニュースなどで「脳にプラスチックがたまる可能性」という話題を耳にした方も多いかもしれません。
これは、マイクロプラスチック(5mm以下の小さなプラスチック片)や、さらに細かいナノプラスチック(1マイクロメートル以下)が、私たちの体に入ってしまうことを指しています。
どこから体に入るの?
・ペットボトルや食品の包装材から少しずつ
・魚や貝などの海産物に含まれて
・空気中のホコリに混ざって吸い込んでしまう
こうして体に入ったプラスチックは血液に乗って全身を巡ります。ナノサイズになると、脳を守る「血液脳関門」というフィルターをすり抜けて、脳にたどり着く可能性があると研究で示されています。
脳に入るとどうなる?
まだ人間での影響ははっきりしていませんが、動物実験では以下のようなことが報告されています。
・脳の中で炎症が起きる
・酸化ストレスが増える
・神経細胞の働きに影響する可能性
私たちにできる対策
・ペットボトルの使用を減らす(マイボトルを活用)
・食品はできるだけ新鮮なものを選ぶ
・浄水器で水道水をろ過する
・プラスチック製ラップで熱い食品を直接包まない プラスチックは私たちの生活に欠かせない便利な素材ですが、少し意識して減らすだけでも、将来の健康リスクを下げられるかもしれません。
脳も体も、なるべくクリーンに保ちたいですね。