• 2025年8月31日

脾損傷(ひそんしょう)の方が受診されました

脾臓(ひぞう)という臓器をご存じでしょうか?
脾臓はおなかの左上、肋骨の下あたりにある臓器で、血液をきれいにしたり、古くなった赤血球を壊したり、免疫に関わる大切な働きをしています。普段は意識することの少ない臓器ですが、外からの強い衝撃で傷つくことがあり、これを 脾損傷 といいます。

通常脾損傷は、交通事故や転倒、スポーツでの強い衝突、おなかを強く打つようなケガが原因で起こります。脾臓は血液がたくさん流れている臓器なので、傷がつくと大量に出血することがあります。

症状としては
・左上腹部の強い痛み
・左肩にひびくような痛み(ケール徴候)
・めまい、冷や汗、ふらつき(出血による血圧低下)
などが見られることがあります。出血が進むと命に関わることもあるため、非常に注意が必要です。

脾損傷の治療は、出血の程度によって異なります。
・出血が少ない場合は、入院して安静にしながら自然に止血するのを待ちます。
・出血が多い場合は、血管内治療(カテーテルで出血を止める方法)や、場合によっては手術で脾臓を部分的に、または全部取り除くことが必要になることもあります。

脾損傷は、体の外から見えにくいため、気づかれにくいケガのひとつです。特に「おなかを強く打ったあとに痛みが続く」「気分が悪い、ふらつく」といった症状があるときは、迷わず早めに受診することが大切です。

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