• 2025年9月21日

舞茸のちから — D-フラクションで免疫&生活習慣病ケア

秋の味覚としてもおなじみの「舞茸」に隠された健康パワーがあるのをご存じですか。
舞茸には D-フラクション という、少し聞き慣れない成分が含まれています。これは、舞茸から見つかったβ-グルカンという多糖類とタンパク質が合わさった特殊な物質で、私たちの体にいくつかうれしい働きをしてくれます。

1. がんとたたかう免疫をサポート
D-フラクションは、体の中の「がん細胞を見つけて攻撃する」免疫細胞(NK細胞やマクロファージなど)を元気にします。
研究では、がん細胞の増殖を抑える作用や、抗がん剤と併用すると副作用を和らげる可能性も報告されています。もちろん、これだけでがんが治るわけではありませんが、「免疫の応援団」として頼もしい存在です。

2. 血圧をゆるやかに下げる
舞茸成分は血管の内側を守り、一酸化窒素(NO)の働きを助けて血管を広げます。その結果、血圧が少しずつ安定しやすくなるといわれています。
さらに、抗酸化作用や炎症を抑える力もあるため、動脈硬化の予防にもつながります。

3. 血糖値とインスリンのバランス改善
D-フラクションや舞茸のβ-グルカンは、食後の血糖値上昇をゆるやかにします。
また、筋肉や肝臓で糖を使いやすくし、インスリンの効きもサポートします。糖尿病予防や改善に役立つ可能性があります。

4. 食べ方と注意点
舞茸は加熱してもD-フラクションは壊れにくいので、炒め物やお味噌汁、炊き込みご飯などに気軽に取り入れられます。
ただし、サプリメントとして高濃度に摂る場合は、抗がん剤や免疫抑制薬、抗凝固薬などと相互作用の可能性があるため、服用中の方は必ず主治医にご相談ください。

秋葉町ゆいクリニック 050-3355-5321 ホームページ