• 2026年2月22日

老化は44歳と60歳で大きく進む?中高年の方に知っていただきたい体の変化

「老化は毎年少しずつ進んでいくもの」と思われがちですが、近年の研究により、人の体は一定の年齢で“まとまった変化”を迎えることが分かってきました。
米国スタンフォード大学などの研究グループは、18歳から95歳までの成人を対象に、血液中のたんぱく質、代謝物、腸内細菌など数千項目を長期間追跡しました。その結果、加齢による変化は直線的ではなく、およそ44歳頃と60歳頃の2回、大きく変化する時期があることが明らかになりました。
https://www.nature.com/articles/s43587-024-00692-2

44歳前後に起こりやすい変化
この時期には、脂質代謝や筋肉、皮膚、アルコール代謝などに関わる変化が目立ち始めます。
「以前より疲れやすい」「体重が増えやすくなった」「お酒に弱くなった」と感じる方も多く、これはホルモンバランスや基礎代謝の低下が関係していると考えられています。
筋肉量も徐々に減少し始め、放置すると将来的なサルコペニア(加齢性筋肉減少)の土台になる可能性があります。

60歳前後に起こりやすい変化
60歳頃になると、免疫機能、腎機能、炭水化物代謝など、健康維持に重要な働きに変化が現れやすくなります。感染症にかかりやすくなったり、血糖値が上がりやすくなったりするのも、この影響と考えられます。
また、筋力やバランス能力の低下が進みやすく、転倒やフレイル(虚弱)のリスクが高まる時期でもあります。

節目を知ることが、将来の健康につながります
大切なのは、「年齢だから仕方ない」とあきらめるのではなく、この体の節目を意識して早めに対策することです。
・週に数回の軽い筋力運動
・たんぱく質を意識した食事
・質の良い睡眠
・定期的な健康チェック
こうした積み重ねが、老化の進行を緩やかにし、生活の質を保つ助けになります。

中高年期は、これからの人生を元気に過ごすための重要な準備期間です。当院では、筋力低下や体調変化、生活習慣についてのご相談も承っております。気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

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