• 2024年7月21日

熱中症について



とても暑い日が続いております。日中に外で10分も作業をしていると汗が滴り落ちてくる状態になってしまいます。こんな時には熱中症に注意が必要です。熱中症によって亡くなる方は昔に比べだいぶ増えており、多い年、少ない年と多少ばらつきはあるものの厚生労働省の統計では、1995年と2020年を比較すると5倍増えております。年齢では70歳以上の方に多くなります。

nenrei.pdf
(mhlw.go.jp)

これはあくまでも亡くなった方の数であり、熱中症患者数としては把握できないものの、総務省の統計では熱中症としての救急搬送事例も年々増えております。

熱中症情報 | 熱中症情報 | 総務省消防庁 (fdma.go.jp)

若い人でも油断は禁物ですが、高齢者は熱中症になりやすいのでより注意が必要です。高齢者が熱中症を引き起こしやすい理由は2つあります。一つは体温調節機能が低下していることです。例えば汗をかくことが体温を下げるように働くのですが、高齢者は汗をかきにくくなっており、体内に熱がこもりやすくなっています。もう一つは、気温に対する感覚の低下です。暑さを自覚しにくくなっているのです。

身近に高齢者がいる方は、高齢者は自覚症状に乏しい事を理解し、周囲の人が高齢者が熱中症にならないようにサポートするようにしてください。

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