• 2025年5月25日
  • 2025年5月24日

コーヒーと認知機能・・コーヒーが好きな人は1日2〜3杯のコーヒーを飲んでみては

近年の研究により、コーヒーの摂取が認知機能の低下を遅らせる可能性があることが明らかになってきています。コーヒーに含まれる代表的な成分であるカフェインには、中枢神経を刺激して注意力や集中力を高める働きがあるとされており、脳の活性を保つことが、長期的な認知機能の維持に寄与する可能性があります。

さらに注目すべきは、ポリフェノールやクロロゲン酸といった抗酸化作用を持つ成分も豊富に含まれている点です。これらは脳内の酸化ストレスや慢性炎症を抑える効果があるとされており、アルツハイマー型認知症などの神経変性疾患の進行に影響を与えると考えられている因子に対して、保護的に働くことが期待されています。

実際に行われた大規模な疫学調査では、1日2〜3杯のコーヒーを習慣的に飲んでいる人は、認知症の発症リスクが低下する傾向があるという報告もあります。

ただし、コーヒーの健康効果には個人差があり、カフェインに対する感受性や、心臓疾患・不眠・不安傾向など既存の健康状態によっては、過剰摂取により体調を崩すこともあります。そのため、適量(1日2〜3杯程度)を守ることが大切です。 コーヒーを生活に上手に取り入れることで、認知症予防の一助となるかもしれません。日々の習慣を見直すきっかけとして、ぜひ参考にしてみてください。

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