- 2024年7月7日
認知症の予防はできるか?
認知症ではないか、認知症にならないか、ということを心配し来院される方が多くいらっしゃいます。高齢化社会となっている日本では、年齢を重ねるごとに認知症を発症する可能性は高くなりそのような心配が出てくることも当然のことと思われます。
しかし、現時点では認知症を治す薬はなく、認知症の薬というとあくまでも進行を抑えるといった働きの薬です。なので、認知症にならないように予防することが大切になってきます。認知症の危険因子(認知症になりやすい要因)としては、難聴、喫煙、抑うつ、運動不足、社会的孤立、高血圧、肥満などがあげられます。きちんとした治療を行うことで、認知症になる危険を少し減らせることができるのです。つまり、すべてではないにしても、認知症は予防できる、と言えるでしょう。 比較的、簡単にできることは運動不足の解消です。ますは認知症予防のため、自分のペースで良いので、外に出て歩くことをしてはいかがでしょうか。