• 2026年5月17日

冷たいものでキーン…それ「アイスクリーム頭痛」です

だんだん暑くなり、冷たい飲み物やアイスクリームが美味しい季節になってきました。
一方で、「冷たいものを食べた瞬間に頭がキーンと痛くなる」という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
これはいわゆる「アイスクリーム頭痛」と呼ばれる現象で、医学的には「冷刺激による頭痛(cold-stimulus headache)」とされています。

なぜ起こるのか
アイスクリーム頭痛は、口の中、特に上あごや喉の奥が急激に冷やされることで起こります。
冷たい刺激が加わると、
・血管が一時的に収縮
・その後、急激に拡張
という変化が起こり、この刺激が三叉神経を介して脳に伝わることで、前頭部(おでこ)あたりに痛みとして感じられると考えられています。

この頭痛は一時的なものですが、片頭痛がある方は起こりやすいとも言われています。
血管の反応性が高いことが関係していると考えられており、日常のちょっとした刺激でも頭痛が誘発されることがあります。

危険な頭痛ではないのか
多くの場合、
・数秒〜数十秒でおさまる
後遺症を残さない
心配のない頭痛です。
ただし、
・長時間続く
・頻繁に繰り返す
・他の症状(吐き気・麻痺など)を伴う
場合は、別の原因も考える必要があります。

予防のコツ
完全に防ぐことは難しいですが、いくつかの工夫で起こりにくくなります。
・一気に食べず、ゆっくり食べる
・冷たいものを口の奥に当てすぎない
・少し口の中で温めてから飲み込む
 “急激に冷やさない”ことがポイントです。

起きてしまったら
痛みが出たときは、
・冷たいものを口から離す
・舌で上あごを温める
といった対応で、比較的早くおさまることが多いです。

アイスクリーム頭痛は、誰にでも起こりうる身近な現象ですが、その背景には血管や神経の反応が関わっています。
暑い季節、冷たいものは楽しみのひとつですが、「ゆっくり味わう」ことで、より快適に楽しめるかもしれません。
気になる頭痛がある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。

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